沖縄の地域振興の方向性とは?
- 隆司 藤本
- 2023年11月21日
- 読了時間: 2分
日本の将来を語る上で欠かせないキーワードとして知られる「地方創生」。そもそも地方創生の「成功」とはどういうことなのか。
地方創生を簡単に説明すると「日本の各地域を活性化させ、持続可能な社会を目指す」取り組みの総称と言えます。
2014年に国会で成立した「まち・ひと・しごと創生法」を整理すると。。。
「地方に仕事を作り出し、安心して働けるようにする」
「地方への新しい人の流れをつくる」
「若年世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」
「時代の変化に合った地域をつくり、安心なくらしを守る」
「地域と地域の連携を促進する」
地方創生がここまで声高にさけばれている最大の理由は、やはり少子高齢化を伴う人口減少にあります。
2014年に日本創成会議の人口減少問題検討分科会が発表した資料によると、2040年までに全国約1,800市町村のうち約半数(896市町村)が消滅する恐れがあるとされています。
地方創生の成功は現実的に難しいと言わざるを得ないのが現実です。なぜならば地方創生とは「人口の流出防止」「地域の雇用創出」「地域活性化」を目指す運動ですが、日本の総人口自体が減少の一途をたどっているからです。この状況で先述の三つの目標を実現することは根本的には不可能です。
そのために、現政権が「観光立国推進基本計画」で言っているのがインバウンドの誘客事業です。
沖縄は「高付加価値旅行者」の誘客重点地域に指定されているので、そういった方針に沿った動きが重要になります。
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